【最終話】 それから [あらすじ]
最終話 それから
サンテクの言った通りミジュはガンジェを襲撃する格好のえさになった。チャンペに跪けといわれたガンジェは子分達に動くなと命令し殴られっぱなしだ。チャンペの恨みを晴らそうとばかりの容赦ない攻撃でキズだらけになったガンジェはミジュとサンテクが囚われた場所に連れて行かれる。しかもサンテクはすでに瀕死の状態だ。ミジュをかばうガンジェ、ミジュもまた首にナイフを突きつけられながら私のことはいいから跪かないで逃げてと叫ぶ。
さてそんな中大勢で駆けつけた一団、チャンペが頼みにしていたバンド兄貴だ。遅かったじゃないかとてっきり自分の加勢に来たものだと思い込んだチャンペ、ところがバンドは海南島での助勢と同じくガンジェ側に就いたのだ。乱闘が繰り広げられている中チャンペはガンジェに留めを刺そうとする。それに気づいたサンテクはすばやく体をかわしてガンジェの身代わりになって刺される。隙を見て逃げ出したチャンペ、それを追うガンジェ、激しいカーチェイスの挙句やっとチャンペを捕らえたガンジェは“次は殺すといったはずだ”と卑怯にも助けてくれと叫ぶ彼を激しく殴り続ける。
場面は変わってカン会長の葬儀が小雪の舞い散る中取り行われている。そこに列席する其々の思いの面々、その中に手錠をはめられたガンジェの姿が。顔も見ずに去ろうとするガンジェにたまりかねたミジュは何か言ってとすがるがそれでも黙って去ろうとする。そして最後にテサンからサンテクの死を知らされ落胆の色を隠せないまま逮捕され取調べを受ける。
サンテクの散骨の場にはお父さんと何度も呼び続ける娘ミンジと“さよなら、ゆっくり休んで”と祈る妻、そしてテサン、ミジュ、セヨンも列席する。私のせいでご主人を死なせてしまったと謝るミジュにサンテクの妻はそんなに謝られたら夫があなたを守ろうとした意味がなくなる、そしていつ帰るかもわからない不安な10年を過ごしたがあなたの血液で3日間生き延び、その間ずっと傍にいてお別れが言えたとお礼を言われ、泣いていてはヤクザの女は務まらないと返って諭される。
さて裁判ではチャンペに死刑、ガンジェには懲役7年が宣告される。全ての罪を認めたガンジェは減刑の意思も示さず、弁護士とも接見しなかったのだ。そして何度も刑務所に面会に行くミジュにも一切会おうとしなかった。残されたセヨンは変わらず建設会社での社長職、ユジンはフランスへと旅立って行った。そして4年が経ちテサンは人気歌手のボディーガード、ペグ理事は一仕事終えたと会社を去り、セヨンの母ヤングムは秘書のユンと共にアメリカに行くことにする。ミジュはというと一度も会おうとしないガンジェに身も心も疲れ果てて国境なき医師団への参加を決意する。
そんな中ガンジェは仮釈放される。出所したガンジェを迎えたのはセヨン、テサンをはじめとした子分達、そして帰りをずっと待ちわびたミジュ。
ガンジェが真っ先に向かったのはサンテクの散骨をした場所、先輩の言うことを聞かなかったせいで死なせてしまったと謝るガンジェ。そして何故面会も拒絶し、手紙もくれなかったの?会いたくなかったの?と問いただすミジュに顔も見ず冷たく“すまない、忘れてくれ、二度と会うのはよそう、”と答え去ろうとするガンジェ。ウソを言わないでと取りすがるミジュだったが“君とは幸せにはなれそうにない、だから忘れた。君は知らない人だ。”と言うガンジェにもう会いたくても会えない、もう韓国には戻らないと泣くミジュ。そんなミジュの言葉に心にもないことを告げたガンジェはそっと建物の影に身を隠す、いつかミジュのマンションの前で柱の影に身を隠したときのように。そして泣きながら立ち去ろうとするミジュをそっと振り返るガンジェの目にも涙だ。
父の遺言どおり会社を譲ろうというセヨンの申し出を断りガンジェが訪れたのはミジュとの思い出の場所。そして鏡浦台の海岸に立ったガンジェは“何処にいてもすぐに来てくれるでしょ、信じてもいいでしょ。”と言うミジュの言葉を思い返す。そしてそこには明日には発つというミジュの姿が。最後にキッシンググラミーを食べにと言うミジュの言葉にやっと全てから開放され、心を開いたガンジェ。その腕の中にしっかりと抱きしめられたミジュ、二人は大きな犠牲と困難を乗り越えやっと幸せを手に入れることが出来たようだ。
物語は二人の幸せそうな笑顔とキスシーンで最終章の幕を下ろすこととなった。
【第19話】 衝突 [あらすじ]
第19話 衝突
激しくミジュを求めたガンジェ。驚かせてごめんと謝る彼に“愛しているわ”と見つめるミジュ。幸せそうなガンジェに対し一方のセヨンは父に自分が実子でないことをいつ知ったの?と聞く。妻も許せなかったしお前も憎かった、だから会わないようにしてアメリカに家も買い与えたのだと告白し、母親とアメリカの家に行くようにと言い渡す。セヨンは消沈し落胆の色を隠せない。だが母ヤングムを許し一緒にアメリカに行こうと誘う。動揺するヤングム、その理由とはすでにチェンペ の陰謀に乗って遺言状を手に入れるようにと命令したためだった。
ヤングムの言葉に早速行動に出たチャンペはガンジェの部屋で遺言証書を見つけたまさにその時部屋を訪れたカン会長。ゆっくり話をしてきてくださいと進めるドンギュに、なかなか足が動かないと言いつつガンジェに会いに来たのだった。不意の会長の出現に驚いたチャンペだったが手間が省けたと言って会長を刺す。そのときに鳴った会長の携帯に出たチャンペは予期せぬ言葉を聞くことになる。それは愛人でもあるヤングムの“チャンペとは絶対に会わないで”という声だった。
その頃ホテルのロビーには部屋を引き払い、婚約指輪を返しに来たユジンが。それを従業員がガンジェの部屋に届けに行った事で事件を目撃することになる。ユジンもまた血まみれの手のチャンペを見て慌てて部屋に飛んでくる。
病院に運ばれたカン会長、駆けつけたガンジェは誰の仕業だと叫ぶ。ガンジェは何とか助けてくれ、俺を助けたようにとミジュに頼むが返事は涙ながらにごめんなさいと言うものだった。そしてチャンペをすぐに探せと取り乱したガンジェをたしなめるサンテク。抗争になるだろうと自身も戦うつもりでいたがガンジェから信頼できるのは先輩だけ、ミジュとユジンを安全な所へと言われ社長のことは頼むぞとテサンに言い残して二人を伴って信島へ向かうことになる。
目を覚ましてくださいと一人病室で悲願するガンジェ。父カン会長は“息子よ”という言葉とともにガンジェが聞きたかった言葉全てを言い残して息を引き取る、ガンジェのお父さんという声を聞きながら。そしてもう一人の息子セヨンはユン秘書からの知らせに病院に駆けつけたものの育ての父の臨終には間に合わなかったのだ。
ミジュが信島の海に向かい祈っているとそこに現われたのはチャンペの子分を大勢引き連れたチンピラ・チョンス。すでに彼らの手が伸びていたのだ。そして病院にはチャンペ達が。セヨンに父の傍にいてくれ、父さんが寂しくないように道づれになると死を覚悟でチャンペ達に立ち向おうとするガンジェ。“行くよ!”と言うガンジェに“生きて帰れよ!”と返すセヨン。約束するよと抗争に向かったガンジェだったがチャンペから投げつけられたバッグは・・・。
次週はいよいよ最終話です。
【第18話】 陰謀 [あらすじ]
第18話 陰謀
ナム・チャンペが向かった先、それはガンジェのところだった。チャンペはガンジェがカン会長の実子だと告げる作戦に出たのだがすでにその事実を知っているガンジェは俺の目の前から消えろと言い渡す。そしてガンジェはヤングムにチャンペとの関係も知っている、自分が誰の子供であるかも知っている、息子が大事なら二度とミジュに手を出すなと警告する。
ガンジェとミジュが父牧師様への贈り物に選んだのは花柄のアロハ、何故花柄なのかと問うガンジェに病気の母が笑ったからと答えたミジュ。笑ったことのない人にプレゼントをともう一枚買いたしてミジュを連れて行った所、そこは父カン会長が愛していた人が住んでいると言った漢江の岸辺、たぶん母だろうと打ち明けたガンジェにお父さんには会えたの?と訊いたミジュにずっと前にと答えたガンジェ。父親にどう接するべきかと迷う彼に“心に思っている事全部すれば良いわ”と慰めるミジュにほっとした顔を見せるガンジェ。
そして牧師様に正式に挨拶を申し入れたガンジェだったがミジュの父はヤクザ暮らしが長い分心に傷があるはず、君には娘をやれない、諦めてくれと取り付く島もない。慰めるミジュにすぐに許してもらえるとは思っていないと言うガンジェ。その後も父親に許しを請い、彼女しかいないと訴えるがユジンのことが理由と言われ黙ってしまう。一方ガンジェはカン会長に会いに行きミジュに言われた通り心のたけを話し、以前聞かれた自分が死んだ時泣いてくれる人、それが彼女です。とミジュを紹介する。
ぺグ理事が新開発地区で皆さんの家は食事を作るように大切に作るとプレゼンテーションしている時に掛かってきた電話はユジンの具合が悪いというものだった。急ぎユジンの元へ行ったガンジェはユジンのために始めての食事を作ってあげる。それに気が付いたユジンはやっとガンジェにもう自由にしてあげると別れを告げる。そしてガンジェもまた体には気をつけるんだぞ!と言って別れを告げる。
セヨンに呼び出されたガンジェは何故親も兄弟もいない俺を嫌いなのか、何故気に入らなかったのか、と悲しい目で訊ねる。ところがセヨンは嫌われたお陰でお前は父を手に入れたと答える。そんな中セヨンは突然弁護士の訪問を受けた。そしてもたらされた情報とはセヨンが知りたかった遺言状の内容だった。ところがそこには財産をガンジェに相続させるだけではなく親子関係不存在確認の訴えというものが入っていた。そしてその書類にはガンジェではなくセヨン自身の名前があったのだ。そして何故だ!と絶句するセヨンに弁護士は冷たくセヨンさんは実子ではないと言うのだった。母に確認に行ったセヨンは金なんて要らない、父の子だと認めてもらうと言い出す。ところが父の元へ向かおうとしたセヨンを母は強く止める。俺は誰の子だ、父さんを騙し続けるつもりかと叫ぶセヨンに慌てたヤングムは大きく取り乱す。そしてセヨンがその遺言状の写しを持って行ったのはガンジェの元、サインさえすれば全ておまえのものだ、お前は過去が地獄だったろうが、俺はこれからの長い時間が全て地獄だと言うセヨン。そして遺言状に目を通したガンジェは一人で居たくないとミジュの元へ。“すまなかった帰るよ”と言うガンジェに一緒に行きましょうかと心配するミジュ。一旦は部屋を後にしたものの強くドアを叩いて戻ってきたガンジェはミジュを・・・。
第19話 お楽しみに!
【第17話】 告白 [あらすじ]
第17話 告白
ミジュがドアを開けるとそこに立っていたのはガンジェだった。テサンの情報でミジュに危険が近づいている事を知り彼女が参加するセミナー会場まで追いかけたのだ。
驚いたミジュは何故来たのかと執拗に尋ねるがガンジェは海を見たかったからと はぐらかす。勝手に部屋を移したガンジェに何かあるのねと訪ねたミジュは自分の身に危険が迫っている事を知る。どうして?と問うミジュに危険な男を愛したからと答えるガンジェ。
その頃ヤングムからの指示でミジュのところへ向かう一団、ナム・チャンペ達だ。彼らがミジュの部屋を突き止め踏み込んだ時、そこにはすでに先回りしたサンテクが待ち受けていた。遅かったようだと逃げ帰ろうとしたところに登場したのはテサンたちを引き連れたガンジェ。“二度とミジュの前をうろつくな、俺の女だ。”とチャンペを押し倒し強く警告した。
ガンジェのことが心配で気がきではないミジュ。やっと現われたガンジェにほっと胸をなでおろし、見詰め合うミジュとガンジェ。そしてもう安全なの?と聞くミジュに俺と居るといつも危険だ、怖いなら?と言うガンジェの言葉を遮って“いいえ、怖くないわ、いつでも助けに来てくれるから大丈夫でしょ!信じてもいいでしょ!”と言うミジュ。ガンジェはきっと救うと約束する。そして部屋に戻った二人はぎこちなく朝まで床で過ごすことになる。ガンジェがまっすぐに差し伸べた手をためらいながらも掴んだミジュ、彼はその手をしっかりと握ってとても幸せそうな二人だ。そしてソウルに帰ってきた二人、“私たちきっと罰を受けるわね。”と言うミジュにガンジェは“罰は全て俺が受けるから心配ないよ”と答える。
部屋に戻ったガンジェはユジンと過ごした長い年月を思い返しながらも決心したように部屋中にあるユジンの香りのするもの全てを片付け始める。丁度その時ホテルを訪れたユジンはもう部屋には入れないよと言うガンジェの言葉を聞くことになる。サンテクに助けを求めたユジンだったが、彼の答えは社長もただの男、今回は止められそうにないというものだった。そしてミジュもまたセヨンからのプレゼントの全てを持って別れを告げる。ガンジェさんと私は「恋人」として付き合っていると言う言葉と共に。
さてカン会長の側近ドンギュは会長に自分がガンジェに事実を話し、彼はその事で苦しんでいるようだと報告する。一方セヨンは再々会長の元に弁護士が訪れる事に疑念を抱く。そしてミジュを襲うことに失敗したチャンペもまたヤングムが発したお互い様と言う言葉に疑念を抱き、ドンギュに20年前カン会長の身代わりになって死んだ男とセヨンがそっくりだ。ガンジェのことも知っている、切り札は自分が握っていると脅迫する。そして向かった先は・・。
第18話 お楽しみに!
【第16話】 真実 [あらすじ]
ガンジェとミジュが2人揃って部屋に帰って来るとそこには婚約指輪を帰そうと待っていたユジンがミジュを映し出した特大のスクリーンを前に呆然と立ち尽くしている。
ミジュを帰したガンジェはユジンに“もう嘘はつけない、もう止められない。”
ミジュが好きだという事を告白する。しかしユジンは心がなくとも、抜け殻でも予定通り結婚すると言い出し婚約指輪をはめ直す。だがユジンは思いもしなかった言葉“俺たち別れよう”と言う言葉を聞くことになる。そしてすまないと跪いて“行かせてくれ”と涙で懇願するガンジェ。
ガンジェが相変わらずの調子で仕事をしている現場を訪ねたカン会長はガンジェを食事に誘い、親が子供を捨てたのには事情があったとは思わないかと訊ねるが事情があったのは自分の方、息子がヤクザで喜ぶ親はいないと答えるガンジェ。しかしガンジェは兄貴分にカン会長が父親だと聞かされ強い衝撃を受ける。会長室を訪れたガンジェは会社を辞めたいと申し出るが、ヤクザに戻って人生を棒に振るつもりかと会長の逆鱗に触れる。ガンジェが救いを求めたのはミジュの父、道を切り開いていると思っていたら 着いた先が断崖だった。道を教えて欲しい、行くなと言って欲しいと訴える。
父に信島に呼び戻されたミジュは心を鬼にして“私たちは縁がなかったようだ、何もないと言えるうちに別れましょう”と涙ながらに言い出す。ここしか来る場所がないのにと言うガンジェ。何もしてあげられない俺が最後にできることは立ち去ることだけなのかと言い残して寂しく帰って行く。船着場でじっとガンジェの車を見つめてるミジュのほほをとめどなく涙が流れる。
さてセヨンの母ヤングムは秘書のユンから例の写真の女性がガンジェの母親で、ガンジェがカン会長の実子であることを知らされ衝撃を受けるがナム・チャンペと復讐の手立てを練る。そのターゲットにされたのはミジュ。ところがそれを聞いていたのはテサンの命令でチャンペの店に潜伏していた子分、テサンは早速ガンジェに報告に行く。そしてミジュがセミナーのため出かけた滞在先の部屋のベルを鳴らしたのは。
第17話お楽しみに!
【第15話】 聖夜 [あらすじ]
第15話
神様に内緒で一日早めたクリスマスイブ、ミジュはガンジェの“俺が好きか?”への答えを持ってガンジェの元へ。願い事を聞かれたガンジェ、君の願い事は?と聞き返す。ミジュは“聞いたら後悔するわ”と答えるが、ガンジェはすでに後悔しているとそっとミジュの唇にキスを。そして涙に潤んだミジュの瞳を愛しそうに見つめるガンジェ、優しく何度も何度も唇を重ねる二人、時を忘れたかのように。だがミジュが言った通り ガンジェは まだ日も昇らぬうちにミジュの元から帰る、ただ見詰めるミジュを残して。
しかしユジンの元へ戻らなければと思いつつ戻ることも出来ず、さりとてミジュのもとに残るわけにもいかないガンジェ。信島を出なかったガンジェは教会の窓の外そっと遠くからミジュを見詰める。そしてサンテクにその胸のうちを打ち明ける。ガンジェが信島に泊まったことを聞かされ、ガンジェのいない部屋で涙するユジン、ミジュに自由な時間のクリスマスプレゼントをして旅に出たものの予定を切り上げ帰って来てソウルに帰っていたミジュを突然訪ねて来たセヨン。ガンジェはユジンを捨てないし、僕は君しか見えない。“どうするべきかな?”とミジュに問うセヨンだが、ミジュは“ごめんなさい。それでも彼が好き!”と正直に答える。そんな君が好きだと、ミジュをそっと抱き寄せ慰めるセヨン。
さてカン会長は着々と会社を実子ガンジェに譲る手はずを進める。そんなこととも知らす出社したセヨンを訪ねてきたのは何を企んでかナム・チャンペ。忙しいから帰えるよう促すセヨンを横目に電話をかけたのはセヨンの母、ヤングムのところ。だがヤングムが何処にいるかと訪ねる問いにDO産業開発の社長室、甥が社長をしていると答える。セヨンに何か言ったらただじゃ置かないと剣幕のヤングム。
ガンジェの先輩イ・ジンスに週末のレース場に誘われたミジュ、それは気を利かせたジンスのいたずらだった。週末のレース場には懐かしそうに愛車の自分の名前を指でたどるガンジェの姿が。二人が着替える布摺れの音が響いて、重なっていく二人の洋服。私が来ていてうれしい?それとも来なければよかった?と聞くミジュに無言のままその場を立ち去るガンジェ。ガンジェのレースカーに座ってみたミジュ、レースカーにはレーサー自身と整備師、それに彼女しか乗せないものとジンスに言われたミジュ、無線機から聴こえるガンジェの“彼女が来ているから”の言葉に一層嬉しさを募らせる。
クリスマスも終わり出勤したガンジェは開発地域の市場調査を命ぜられるがそこにミジュからのメール。レース場でガンジェが用意してくれた帽子をなくしてしまったと。その帽子ならホテルの部屋にあるから取りに来てというガンジェ、二人揃ってガンジェの部屋に入るとそこにはユジンの姿が・・・。
第16話 お楽しみに!
【第14話】 進展 [あらすじ]
14話 進展
ドアを開けるとそこに立っていたのは秘書のユン、そこでユンが口にしたのはセヨンとガンジェが異母兄弟と言う事実、しかしセヨンはすでにその事実を知っていた。父に自分がこの事実を知っている事を告げに言ったセヨン、ガンジェと平等に育てるべきだったと父親に迫る。
そしてガンジェには何も譲れないと宣言する。 しかしカン会長がドンギュに指示したのはセヨンが気づいたから急いで会社をガンジェに譲る準備をしろと言う事。そして告げられた事実はセヨンがカン会長の子ではないと言う重大事。
ガンジェの元へ行けとセヨンに言い渡されたミジュ、ユンに何の話か聞きたいと問いただしたがそれには答えをもらえないままガンジェの住むホテルの前、声だけでもとかけたミジュの電話を受けたのはプレゼントのアルバムを見てたまらなくなりミジュの元へとロビーに下りて来た丁度その時。彼女の姿を見つめながら“今、何処にいる?”と訊いたガンジェ、ミジュの答えは“家に着いたところよ。”と。 思わず駆け寄りたい気持を思い留める。
そこへ突然現われたのはユジン、あと少しだけという思いで遅くなってしまったと流産の事実を告げる。その事は知っていた、君を傷つけた責任は取ると答えたガンジェに心が別々のままだものと別れを突きつける。そしてあなたといる時が一番辛いと手を振り払って去って行く。だがユジンはミジュにガンジェから手を引くように宣告する。一方“ミジュをしっかり捕まえろ!俺は諦めたから”とガンジェに言うセヨン。
ガンジェが道で立ち往生したミジュの車を先輩の工場で修理させているときにかかってきたのはチャンペからの電話。ところがその電話は信島の子供たちの下からだった。仕返しを心配したガンジェはミジュを伴って急遽信島に向かう。チャンペの宣戦布告に胸倉を掴んだガンジェだが、ひとまず子供たちに何事もなかったことにひと安心する2人。しばし子供たちと共に以前のように楽しい時間を取り戻す。そんな時不意を突かれた“俺のことが好きか?”という言葉にミジュは押さえていたガンジェへの気持を一日だけ解き離す、クリスマスイブを一日早めて。
第15話 お楽しみに!
【第13話】 動揺 [あらすじ]
第13話 動揺
思いがけず廊下で会ってしまった4人、其々の想いを抱いたまま食事をすることに。
だが居たたまれない不雰囲気にミジュは焼酎の杯を重ねる。ガンジェの車で一緒に帰ろうと誘ったユジンだったがミジュを残したまま帰路に着いた2人、こうしてミジュを残すとあなたの心にミジュが残るから帰宅するまでにミジュをあなたの心から降ろしてと言うユジン。子供で繋ぎとめたという言葉に自分に腹が立つとユジンを途中で降ろしたガンジェだったがそのまま立ち寄ったのは宝石店、開けてくれないドア越しにミジュがそこにいる事も解っていながらユジンに“結婚しよう”というガンジェ。全てを聞いていたミジュは気持を悟れまいと急いで部屋の中へ。しかし“どうして涙が出るのかしら”と言いながらそのまま嗚咽する。
カン会長の大切な写真をヤングムの依頼で盗み出したチェ・ユン、写真の女性はガンジェの母親だったことが解る。
ヤングムに会ったユンだがその事実は告げず、息子セヨンの嫁候補のユン・ミジュがヤクザのハ・ガンジェと海南島で一緒だったと告げ大きな賭けに出たようだ。
ガンジェにもう私に声をかけないでと言ったミジュ、訪ねてきたガンジェは少しだけ話をしたいと呼び出した屋上で“一度だけ手を握らせて”と、そして“すまなかった。許して欲しい”と。ミジュは謝らないで“諦めさせてくれてありがとう”と精一杯の笑顔で答える。
さてチャンペの動向を探らせていたテサンはついに中国から密輸入した麻薬を探し当ててガンジェに報告に来る。サンテクやテサンを連れて訪れたのはチャンペのナイトクラブ。
激しい乱闘の後チャンペはブツの命乞いをするがガンジェは火だるまにする。
ミジュはセヨンの部屋を訪れ、知らないうちにガンジェを好きになっていたと正直に話すがこれ以上傷つけないでとセヨン。そこへベルを鳴らしたのは?
第14話 お楽しみに!
【第12話】 想い [あらすじ]
第12話 想い
チンピラのもとに抗議に言ったミジュ達、スンジョンがテサンに助けを求めたことでガンジェ達が駆けつけ 事なきを得るが、お礼を言うミジュに対しガンジェはその無鉄砲な行動に“顔も見たくない、帰ってくれ!”と叱り去って行ってしまう。その言葉に呆然とし、破れた洋服もつくろわず泣きながら町をさ迷うミジュ。しかしその腕を掴んだのはガンジェだった。怒りながらもミジュにコートを買い与えたのだ。そんなガンジェに優しさを感じるミジュ。
ガンジェは先輩ジンスの店に立ち寄る。そこはミジュの車のタイヤを交換した工場、お前あの車の女と浮気をしているだろうと言われたガンジェ、彼女と会うのは浮気なのか?と。
一方セヨンは一緒に住んでいた秘書チェ・ユンの部屋を出る事に、問いただすユンにミジュと付き合うからクールに別れようと切り出す。ユンはカサノバも恋はするものと送り出すが心中穏やかではない。
ガンジェは相変わらず不慣れな仕事にいらいらする上、先輩風を吹かせる上司にはいじめられるは、ペグ理事からは愛のむちの厳しい仕事。セヨンに会社は社員のものと釘を刺したペグ理事、企業刷新計画の重要な会議に同席させたガンジェに怪訝な顔のセヨン。
現場視察の後 町で偶然会ったミジュとガンジェ、献血車を目の前に泣き始めたミジュの涙を拭いてやりながら、命を助けたことを後悔させないでという君の言葉に クズにならないように努力しているんだと言うガンジェ。初めてミジュに心から助けてくれてありがとうとお礼を言うのだった。
セヨンの新居を訪れたミジュだったがヒジンの具合が悪いという父の電話にセヨンから送ってもらい信島へ帰った。そこはガンジェとの思い出がそこここに散りばめられている島。ガンジェが滞在した部屋に僕は泊まれないんだね、と言うセヨンの言葉にあそこは病人だけが泊まれるのよ、と答えるミジュ。お互いに傷つけぬように優しい言葉のやり取りだ。
さてテサンは心配のあまり口止めされていたユジンの流産のことをガンジェに話してしまう。何故すぐに報告しないと怒りながらもユジンを気遣って会いに行ったガンジェだが彼もまたユジンにその事をただせないまま・・・。
第13話 お楽しみに!
【第11話】 接近 [あらすじ]
第11話 接近
ガンジェと一緒に病院に行った際、胎児の成長が遅いと指摘されていたユジンはテサンから送られて帰る途中具合が悪くなり子供は流産してしまう。ガンジェにその事実を知られたくないユジンはテサンに堅く口止めをする。止めるテサンを振り切って家路に急ぐユジン、部屋にはガンジェがクリスマスの飾り付けをしながら待っていた。何もなかったふりをするユジンだが小さな靴を飾り付けるガンジェの姿に涙が止まらない。しかしどうしても流産の事は言い出せない。
帰宅しようとマンションを出たガンジェ、そこには丁度付き合うの、付き合わないの?と言っているミジュとセヨンの姿が。
ガンジェを見つめながらセヨンからの“付き合おう”と言う電話を受けるミジュ。遅かったんだね!と言って帰るガンジェだが心は複雑である。
さてガンジェは慣れない仕事に悪戦苦闘、PCひとつうまく操れない。サンテクに頼ってみたり、ミジュに教わってみたりだ。
セヨンの初仕事、モデルハウスのオープニングセレモニー。そこでもガンジェは慣れない仕事に戸惑いを隠せない。そして社長セヨンの恋人として連れ立って列席するミジュの姿。オープニングレセプションでカン会長はガンジェの命を救ったのがミジュであることを知る、しかし同時にミジュはセヨンの花嫁候補であることも妻から知らされる事になる。
ある日ミジュは妊娠している妹分からの電話で彼女の元へ駆けつける。そこにはヤクザから騙されて家を追い出されると泣いているジョンファが。スンジョンと3人連れ立ってヤクザの元へ抗議に向かうが、か弱い女だけミジュがいくら騒いでも相手にしないどころか暴力まで振るわれることに。スンジョンはテサンに助けを求める電話をする。丁度3人で食事中だったガンジェ達はすぐさま現場に駆けつけて・・・。
第12話 お楽しみに!