先取りスペシャル インタビュ- 監督 作家編 [最新情報]
韓国ドラマ「恋人」先取りスペシャル インタビュ- 監督 作家編
アジアドラマチックTV★So-netでは
韓国ドラマ「恋人」先取りスペシャルⅠ~誕生編、スペシャルⅡ~完結編 とお届けして参りましたがお楽しみ頂けましたでしょうか。
いよいよ今週から本編放送が始まります。
インタビュ-編 最後はやはり生みの親である監督、作家に登場していただきましょう。
今回は「恋人」日本初放送の決定で韓国ソウルにおいて行われた、シン・ウチョル監督、キム・ウンスク作家への貴重な独占インタビューから、番組ではお伝えでできなかった部分を含めて「恋人」という作品に迫っていきます。
キム・ジョンウンさんが“充分な信頼関係が築かれていた”とおっしゃったシン・ウチョル監督、キム・ウンスク作家、お二人のご挨拶に始まったインタビューは、シリーズ「恋人」3作目になった本作品の誕生秘話やテーマ、作品にかけた思い、キャスティング、撮影エピソードなど多義に渡りました。
視聴者の皆さんへのご挨拶からお願いします。の声にシン監督は“韓国語で、ですか?”“何処を見れば良いですか?”とお茶目な感じで応じられました。
日本語での挨拶を準備してらしたかしら?
お二人のそんなご挨拶から始まったインタビューは、終始和やかな雰囲気とお二人の明るい笑い声で、楽しいものになりました。ですがインタビューの最初の方でいったん中断した時がありました。それはインタビュアーの矢継ぎ早の質問にシン監督が“チャッカンマム チャッカンマム(ちょっと待って、ちょっと待って)、わ~ぁ!クイズ番組のようだ”と笑いながら天井を見上げられた時でした。“さぁ、やろうか!”の声に促され再開したインタビューは、まず
Q:「恋人」シリーズで伝えたかったメッセージは?
A(シン監督):特別なメッセージはありません。ただ面白い恋物語を作ろうと思いました。
Q:タイトルに前作品のように都市の名を付けなかった訳は?
A(シン監督):前2作品はパリ、プラハという都市自体が重要な役割を果たしましたが、今回は海外の都市に重要な役割を与えませんでした。この作品はもともと続編ではなかったので『・・の恋人』とするつもりも、必要もありませんでした。
と、当初は別企画だったことを明かしてくれました。ちょっと驚きましたね。
Q:前2作品と本作品で共通点と相違点については?
A(キム作家):明るくて活発なラブストーリーという前作品のトーンを大切にしながらも、今作品は30代の大人の真剣な恋を描こうとしました。
Q:3作品の中で難しかったのは?
A(キム作家):「プラハ・・」です。1作目の「パリの・・」が高視聴率でしたから期待に対するプレッシャーがありましたから。
次はキム・ジョンウンさんに絶対の信頼関係が出来ていたと言わせたキャスティングについて伺った部分をお伝えします。
Q:キム・ジョンウンさんを2度目に起用した訳は?
A(シン監督):明るいドラマを作ろうと思いました。それをうまく演じられるのはジョンウンさんだと思いました。うまい役者だし役にぴったりだと思いましたから。
コミカルな演技の多くがジョンウンさんのアドリブだと思っていましたが、実は台本にあったそうです。勿論ジョンウンさんの気のきいたアドリブの部分もあって、イ・ソジンが笑ってしまってNGになったことも沢山あったそうです。
Q:「恋人」の主人公の職業のモチーフは?
A(キム作家):映画『約束』の原作、『背中を向けて行け』の職業だけをモチーフに、トレンディーにしました。それに牧師の娘は良いイメージですから。
Q:理知的なイ・ソジン氏をやくざ役にした訳は?
A(シン監督):ただのやくざではなく知的な感じの組長でカリスマが必要だったのです。
ここに出てくるやくざは、キム作家いわく日本式のやくざだそうです。
日本式とは???
Q:主役のお二人はどんな俳優か?
A(シン監督):二人とも特に演技指導をしなくとも自分で考えながら演じられる頭の良い俳優です。
A(キム作家):二人とも与えられたキャラクターを生かしながら演技してくれました。
Q:あえてお二人の長所と短所を挙げるならば?
A(シン監督):二人とも非常に演出しやすい俳優でした。“後は作家に聞いて”
A(キム作家): “難しいことは私に振るんだから”・・ジョンウンさんは本当にいい人です。彼女の演技がパターン化していてつまらないという人もいますが、彼女の少し壊れているような演技が本当にかわいいんです。本人は周りの声に悩んでいるようですが長所に受け止めるべきです。
イ・ソジン氏は誠実な方です。本人はコミカルなものが似合わないと思っているようですが、実際にはコミカルなシーンの演技が可愛くて視聴者から好評でしたよ。二人とも息の長い役者さんになるでしょう。またチョン・チャン氏とキム・ギュリさん、お二人とも子役スターだった人たちで何の心配も要りませんでした。
と俳優陣への絶大な信頼がうかがえました。
ところで番組を見てくださった方は、キム・ウンスク作家がシリーズ3作品のヒロインたち、「パリの恋人」のテヨン、「プラハの恋人」のジェヒ、そして今回の「恋人」のミジュ、この3人を併せ持っているような方という感じを持たれませんでしたか?私だけでしょうか?“マジョヨ!マジョヨ!(ほんとだ!ほんとだ!)” 思われた方は?
さて、つぎは演出面について伺った部分をご紹介しましょう。
Q:監督に対して演出上で注文した点は?
A(キム作家):撮影が開始されると電話で話すことはありますが、会えませんから企画に時間をかけ、頻繁に打ち合わせをして、その段階で詳細について合意しながら進めて行きます。
撮影時は“とにかく面白く撮って下さい。” とだけ申し上げるだけです。
Q:大勢の暴力団が出てきてアクションシーンが沢山あったが、前2作と「恋人」との演出の相違点は?
A(シン監督):面白いアクションシーンになるよう努力しました。初めてだった事もあり、入念に準備をしましたが、段々急いで撮影しなければならないことが多くなっていき、心残りもあります。
と正直に話されました。
Q:後半の高視聴率について?
A(シン監督):葛藤が深まるにつれてドラマが面白くなったからでしょう。
Q:結末については?
A(キム作家):結末については大変悩みました。ストーリーを書き進めていくと、作家の意図とは別に主人公の二人が動き出すことがあります。でも幸せな結末が好きですね。3作とも主人公たちには幸せになって欲しいですから。
Q:「恋人」シリーズ4作目は?
A(キム作家):今回は「恋人」というタイトルに恩恵を受けた面もありましたが、一方飽きたと感じる人もいるかもしれないので、次は別の路線で行きます。でも何十年かして“過去の栄光よ、もう一度!”と4作目を作るかもしれませんが、今は何も決まっていません。シリーズの続編でも新しいものを描く自信があれば作るでしょう。
Q:「恋人」シリーズについて一言。
A(シン監督):面白いラブストーリーです。
一言でしょ!
Q:もう一言。
A(シン監督):面白くて切ないラブストーリーです。
A(キム作家):韓国トレンディドラマのあらゆる要素を含んだ代表作です。
最後にこの「恋人」についてシン監督が思いを語ってくださいました。
前2作の人気があったからというプレッシャーではなく、今回が3回目なので視聴者の皆さんが退屈する可能性がありました。前作の成功にあやかる意味では「恋人」シリーズの長所にもなりますが新鮮さにおいては弱点にもなりえました。「恋人」のタイトルが良い方に転ぶか悪い方に転ぶかは、非常に悩みました。結果的にはメリットもデメリットもあったと思います。
とプロらしい厳しい面を見せてくださいました。
インタビューの最後に視聴者の皆様にメッセージを戴きました。
シン監督:「パリの恋人」、「プラハの恋人」に引き続きご覧になって下さい。
キム作家:日本での放送にドキドキしています。これからも面白い作品を作っていきます。「恋人」面白いので期待して見てください。
いかがでしたか?ドラマ「恋人」が出来上がっていく過程が少し見えたのではないでしょうか。
撮影現場やロケ地でのエピソードなどは本編開始後、その場面、場面の回に、引き続きこの最新情報でお伝えしていきます。
ミジュとガンジェ、ミジュとセヨンはいったいどんな出会い方をするのでしょうか?
そしてガンジェとユジンの関係は?
さあいよいよ
7月26日(木)韓国ドラマ「恋人」スタートです
【放送予定】 毎週 木曜 日曜 9:00 15:00 20:00
お楽しみに!
●イ・ソジン日本公式サイト
http://www.so-net.ne.jp/seojinlee/
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by shulien (2007-07-24 11:47)